レモングラスの葉を捨てるのは大損?驚きの活用術とプロの乾燥保存法

レモングラスの葉を捨てるのは大損?驚きの活用術とプロの乾燥保存法

レモングラスの葉を捨てるのは大損?驚きの活用術とプロの乾燥保存法についての真相を徹底解説します。

レモングラスを育てている現場のコミュニティや園芸相談窓口では、「夏を過ぎたあたりから急に葉先が枯れ込んできた」「青々としていた株全体が黄色く変色して衰弱した」という悲鳴が頻繁に寄せられます。旺盛に育つ反面、特有の環境ストレスに対するシグナルを見逃すと、一気に株を弱らせる結果を招きます。

まず、多くの栽培者が悩まされるレモングラスの葉先が茶色くなる理由の第一位は、「根詰まりに伴う水分の蒸散バランスの崩壊」です。レモングラスは生育期(7〜9月)に地下で爆発的に太い根を張り巡らせます。直径20cm前後の一般的な鉢植えでは、真夏を迎える頃には鉢の中が根で埋め尽くされ、吸水能力が限界に達します。細長い葉から太陽光によって水分が猛烈なスピードで蒸散していくのに対し、根からの吸水が追いつかなくなると、植物体は生命維持のために先端の組織から給水をカットします。これが葉先の壊死(チリチリとした枯れ)の主因です。また、真夏の直射日光下で鉢内の土が高温になり、根が煮えるようなダメージを受けた場合にも同様の症状が現れます。

一方で、葉先だけでなく株元の葉から黄変し、全体が崩れるようにレモングラスの葉が枯れる原因は、多くの場合「水のやりすぎによる過湿と根腐れ」です。東南アジア原産という出自から水生植物のように扱われがちですが、自生地は水はけのよい砂質土壌や傾斜地です。常に受け皿に水が溜まっていたり、粘土質の重い土で水が滞留すると、酸素不足に陥った根が腐食します。一度根腐れを起こすと水分を吸い上げられなくなり、土は湿っているのに葉がしおれて枯死するという逆転現象が発生します。

健康な状態を維持し、質の高い葉を継続収穫するための鍵となるのが、レモングラスの葉の切り方と剪定です。レモングラスの葉の収穫時期は初夏から秋(6月〜10月頃)が適期ですが、外側の古くなった葉から順次、地際から約10cm上の位置で清潔な剪定バサミを使って斜めに切り取ります。中央から次々と新しい若葉が展開してくるため、外葉を間引くように収穫・剪定することで、株内部の風通しが劇的に改善され、病害虫の発生を防ぎながら葉先の褐変リスクを最小限に抑えることができます。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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