『Butterfly』の原点は、木村カエラがプライベートで深く心を許す親友の結婚式にあります。多忙を極める活動の合間を縫い、「親友の一生に一度の晴れ舞台を最高の形で祝いたい」という純粋な想いから、当時のプロデューサーである末光篤(SUEMITSU & THE SUEMITH)に作曲を依頼。カエラ自身が真心を込めて歌詞を書き上げ、実際の披露宴会場でサプライズ演奏としてプレゼントされたのが最初の一歩でした。
当時のインタビューや関係者の証言によると、当初はこの楽曲をシングルとして一般発売する計画は一切存在していませんでした。親友のためだけに作られた特別な1曲のデモ音源が、偶然にもブライダル情報誌『ゼクシィ』のCM制作チームの耳に留まったことで運命が大きく動き出します。「結婚を心から祝福するピュアな熱量」に圧倒された制作陣からの熱烈なオファーを受け、2009年4月からCMソングとしてオンエアがスタートしました。
テレビCMが流れるや否や、「あの多幸感あふれる曲は誰の何という曲なのか」「音源を手に入れたい」という問い合わせがレコード会社に殺到。その熱狂的な反響に応える形で、2009年6月1日に配信限定シングルとして急遽リリースされる運びとなりました。CDパッケージ全盛からデジタル配信への移行期において、iTunes Storeの週間ランキング1位を獲得し、年間配信ミリオンセラーを達成するなど、口コミと共感の力だけで特大のヒットを記録した異例の経緯を持っています。
また、木村カエラ Butterfly MV 公式映像では、色とりどりの衣装やポップな蝶のモチーフ、温かみのあるアニメーションが融合したピースフルな世界観が描かれており、楽曲が放つポジティブなエネルギーを視覚的にも決定づけました。