自由律の世界において、双璧として語り継がれるのが種田山頭火と尾崎放哉である。どちらも過酷な人生を歩み、酒と漂泊、あるいは孤独な庵での暮らしの中で言葉を紡ぎ続けた。
山頭火は自らの放浪生活と酒の苦悩をありのままに詠み、その代表句集『草木塔』には「分け入っても分け入っても青い山」など、旅上の心象風景が色濃く刻まれている。一方、因州寺の堂守として寂しい最期を迎えた尾崎放哉の句集『大空』には、病と孤独に苛まれながらも人間への愛おしさを捨てきれなかった男の切実なつぶやきが満ちている。
自由律の世界において、双璧として語り継がれるのが種田山頭火と尾崎放哉である。どちらも過酷な人生を歩み、酒と漂泊、あるいは孤独な庵での暮らしの中で言葉を紡ぎ続けた。
山頭火は自らの放浪生活と酒の苦悩をありのままに詠み、その代表句集『草木塔』には「分け入っても分け入っても青い山」など、旅上の心象風景が色濃く刻まれている。一方、因州寺の堂守として寂しい最期を迎えた尾崎放哉の句集『大空』には、病と孤独に苛まれながらも人間への愛おしさを捨てきれなかった男の切実なつぶやきが満ちている。