結論から明言すれば、片山さつき氏に息子はおろか、実子を含めた子供は一人もいません。公式の議員プロフィール、過去の自著、選挙公報、各種インタビュー記事のいずれを確認しても、子供を出産・養育した記録は存在しないのが客観的事実です。
それにもかかわらず、なぜ検索エンジンで「片山さつき 息子」「息子 東大」という組み合わせが長年にわたり検索され続けているのでしょうか。綿密な情報動向の追跡によって、3つの誤認要因が連鎖してデマが定着した構造が判明しました。
第1の要因は、片山さつき氏本人が持つ「東京大学法学部を抜群の成績で卒業し、大蔵省(現・財務省)に入省した」という圧倒的な経歴です。「これほどの超エリートであれば、子供も東大に進学しているはずだ」という大衆の先入観や連想が、無意識のうちに検索クエリを生み出しました。
第2の要因は、元夫である舛添要一氏の複雑な家庭環境との混同です。舛添氏は複数の女性との間に子供(婚外子を含む)をもうけており、週刊誌等で大きく報道された経緯があります。この「舛添氏の子供問題」の記憶が、かつて妻であった片山氏と結びつき、「片山さつきの子供」という誤った記憶のすり替えが発生しました。
第3の要因は、現夫である片山龍太郎氏の家系・学歴です。龍太郎氏もまた慶應義塾大学からハーバード大学経営大学院(MBA)を修了した国際的エリートであり、夫婦揃っての卓越した知性が「息子の英才教育」という架空のストーリーをネット上で補強してしまったのです。