なぜバイクを「バブ」と呼ぶ?価格高騰の真相と排気音の秘密【2026最新】

なぜバイクを「バブ」と呼ぶ?価格高騰の真相と排気音の秘密【2026最新】

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バイク史に詳しくない初心者にとって、最も不思議に思えるのが「ホークという正式名称があるのに、なぜバブと呼ばれるのか」という疑問です。この通称のルーツは、ホンダが1977年に発売したホークII CB400Tおよび軽二輪版のホーク CB250Tに搭載された純正マフラーのサウンドにあります。

当時、ホンダが新設計したメガホン型マフラーから発せられる排気音は、アクセルを素早く開閉した際に「バブゥー」「バーブー」とこもったような特有の重低音を響かせました。この排気音が赤ちゃんの発する喃語(なんご)やラッパの音のように聞こえたことから、当時の街道レーサーやストリートの若者たちの間で「バブ」と呼ばれるようになり、全国的なスラングとして定着した経緯があります。

旧車愛好家の手記や当時のライダーたちの証言を振り返ると、当初この呼び名は必ずしも賞賛ばかりではありませんでした。大ヒットした先代モデル「ドリームCB400FOUR(ヨンフォア)」の端正な4気筒レイアウトと流麗な集合マフラーに比べ、2気筒で丸っこいフォルムを持ったホークは、登場初期「タヌキ」「ヤカン」などと揶揄されることも少なくなかったのです。しかし、後述するエンジンのタフさと独特の音響特性が認知されるにつれ、「バブ」という呼び名は親しみとリスペクトを込めた唯一無二の代名詞へと変貌を遂げていきました。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。