壁による電波の遮断が激しい環境では、ルーター単体の出力を上げても限界があります。日本の電波法によってルーターの最大送信出力には上限が定められているため、物理的な壁の厚みを力技で突破することはできません。そこで有効になるのが、メッシュWi-Fiや中継器を用いた「電波の迂回ルート構築」です。
中継器やメッシュWi-Fiのサテライト機を設置する際、多くの人が「電波が届きにくい部屋の中」に設置してしまいがちですが、これは逆効果を生みます。親機からの電波がすでに弱まっている場所に子機を置いても、低速な電波を再増幅するだけにしかなりません。
正解は、「親機の電波が十分に届く部屋の出入り口付近」や「廊下のコンセント」に設置することです。壁を真正面から突き抜けさせるのではなく、ドアの隙間や廊下を経由して電波を回り込ませる「L字型の配置」を意識すると、鉄筋コンクリートの壁に阻まれることなく目的の部屋へクリーンな電波を中継できます。