彼が半世紀にわたり生み出してきた『関白宣言』や『精霊流し』といった金字塔の名曲たちは、繊細で伸びやかなボーカルがあってこそ観客の心に届く。妥協したパフォーマンスを見せるわけにはいかないというプロとしての強い矜持が、今回の静養には込められている。
現在は医師の厳重な指導のもと、「サイレントセラピー(発声休養)」と最新の吸入治療を平行して行っている。幸いにも最悪の事態は回避され、声帯結節や永久的な損傷の恐れがないことも確認された。順調な経過をたどっており、日常の会話であれば支障なくこなせるレベルまで劇的な回復を見せている。