セロリの葉を薬味や箸休めにとどめず、食卓のメインディッシュや心温まる汁物に昇華させるバリエーションも極めて豊富です。
豚バラ肉のこってりオイスター炒め
「セロリの香りと豚肉の脂は、中華料理において最も相性の良い黄金ペア」と現場の料理人が太鼓判を押す組み合わせです。豚バラ肉の薄切り(150g)をフライパンで炒め、脂が溶け出してきたところで、ざく切りにしたセロリの葉と茎、スライスした長ネギを加えます。強火で一気に煽り、オイスターソース大さじ1、醤油小さじ1、すりおろし生姜で味付けします。豚肉の豊かなコクがセロリの清涼感と調和し、しつこさを感じさせない極上のメインおかずが仕上がります。
旨味が染み渡るクイック卵スープレシピ
朝食や忙しい夕食時、コンソメや鶏ガラスープの素を溶かした熱湯に、セロリの葉をそのままちぎって落とすだけで、驚くほど芳醇なスープストックのような香りが立ち上がります。粗挽き黒胡椒をピリッと利かせ、仕上げに溶き卵を回し入れれば、卵のまろやかな甘みがセロリの風味を引き立てる極上スープが3分で完成します。洋風のポトフやミネストローネの隠し味として、セロリの葉をタコ糸で束ねた「ブーケガルニ」代わりに鍋へ放り込むのもプロ定番の技法です。
サクサク衣で苦味が甘みに化ける「香ばしかき揚げ」
揚げ油の高温(約170〜180℃)に触れると、揮発性のエグみ成分が一瞬で蒸発し、衣の中で葉自体の自然な甘みが凝縮されます。細切りにした玉ねぎや桜えび、ちくわなどと一緒にセロリの葉を天ぷら粉にさっくりと絡め、油でカラリと揚げてみてください。三つ葉や春菊を上回る上品なハーブ香が広がり、塩をひと振りして口へ運べば、その洗練された味わいに驚嘆すること間違いありません。