なぜ喧嘩で過去を掘り返すのか?心理とモラハラの境界・賢い対処法

なぜ喧嘩で過去を掘り返すのか?心理とモラハラの境界・賢い対処法

なぜ喧嘩で過去を掘り返すのか?心理とモラハラの境界・賢い対処法についての真相をご紹介します。

Q1:何年も前の話を急に持ち出して怒る配偶者には、どう謝罪するのが正解ですか?
A1:事実関係を認めて謝るのではなく、「何年も前のことなのに、今でもそれほど辛い思いを抱えさせてしまっていたんだね」と、相手の「現在も残っている感情の痛み」に対して共感を示してください。その上で「その苦しみには向き合うけれど、今この場でその話を蒸し返しても建設的な会話ができないから、日を改めてじっくり話を聞かせてほしい」と枠組みを再設定するのが効果的です。

Q2:職場の上司が数カ月前のミスを会議のたびに蒸し返します。パワハラに該当しますか?
A2:業務上の必要性や相当性を欠き、精神的苦痛を与える目的で過去のミスを執拗に人前で蒸し返す行為は、厚生労働省の指針が定めるパワーハラスメントの類型(精神的な攻撃)に該当する可能性が極めて高いです。言われた日時、発言内容、周囲の証言などの記録を客観的にメモに残し、社内のハラスメント相談窓口や人事部、あるいは外部の労働基準監督署へ相談することをお勧めします。

Q3:自分自身がパートナーの過去の過ちをどうしても許せず、掘り返してしまいます。自力で直す方法はありますか?
A3:過ちを許そうと無理に蓋をするのではなく、「自分はまだ相手を信じ切れておらず、強い恐怖を感じている」という自身の傷つきをまず認めてください。過去を掘り返す行為は、相手を攻撃することで安心を得ようとする防衛反応です。相手を責める形ではなく、「昔のあの出来事のせいで、今でもこういう行動を取られると不安になってしまう」と、主語を「私(Iメッセージ)」にして現在の感情を正直に伝える対話を試みてください。自力でのコントロールが難しい場合は、臨床心理士によるトラウマケアやカップルセラピーの受診も有効な選択肢です。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。