韓国のスポーツ界を語る上で欠かせないのが、サッカーと野球の双方が築いてきた歴代成績とライバル日本との関係性です。サッカーのワールドカップ予選において、韓国は1986年メキシコ大会から2026年北中米大会まで11大会連続出場というアジア記録を樹立し続けており、大舞台での勝負強さには定評があります。
一方で、韓国代表の野球WBCにおける歩みは対照的な軌跡を辿っています。2006年の第1回大会ベスト4、2009年の第2回大会準優勝と世界を驚かせたものの、近年のWBCでは1次ラウンド敗退が続き、競技人口の減少や世代交代の遅れが深刻な課題として浮き彫りになりました。サッカーが欧州組の急増によって国際競争力を高めているのに対し、野球はドメスティックな人気に甘んじていた構造的格差が指摘されています。かつてのような激しい「日韓戦」の対立構造から、互いの強みを認めつつ切磋琢磨するグローバルな関係性へとファンの意識も成熟を見せています。