視聴行動が多様化しテレビ離れが叫ばれ始めていた時期において、『なつぞら』が叩き出した視聴率と評判の実績は目覚ましいものがあります。関東地区における世帯平均視聴率は全話通じて20.3%をマーク。初回から最終回まで安定して20%の大台をキープし続けた点は、視聴習慣をガッチリと掴んでいた証左です。
平成後期から令和へと突入した近年の朝ドラ歴代ヒロイン視聴率ランキングを俯瞰しても、平均視聴率20%を超えた作品は極めて限られています。『あさが来た』『とと姉ちゃん』『ひよっこ』といった2010年代の傑作群に肩を並べる高水準であり、全世代型の朝ドラとして高い成功を収めた代表作として位置づけられています。