東京タワーの代名詞ともいえる「ランドマークライト」ですが、実は夏バージョンと冬バージョンの2種類が存在し、季節によって投光器の光源そのものを切り替えていることをご存知でしょうか。
毎年7月7日(七夕の夜)から10月上旬にかけては「夏バージョン」が点灯します。メタルハライドランプと呼ばれる銀白色のライトを使用し、タワーの骨組みを涼しげなシルバーホワイトで包み込みます。一方、10月上旬から翌年7月上旬までは「冬バージョン」へと衣替え。高圧ナトリウムランプを使用した温かみのあるオレンジ(暖色)の光が、冬の澄んだ夜空に優しいぬくもりを灯します。
また、特定のメッセージを発信する「特別ライトアップ」も見逃せません。代表的なのが、毎年10月1日の「乳がん早期発見啓発(ピンクリボンキャンペーン)」で見られる鮮烈なピンク色のライトアップです。このピンク点灯には、多くの女性とその家族へ検診を呼びかける社会的な願いが込められています。
その他にも、環境デーのグリーン、世界糖尿病デーのブルー、天皇誕生日や建国記念の日の日章旗を模した赤・白のライトアップなど、色の一つひとつに国際協調や啓発活動の明確な理由が存在します。