ALL OUTパワーグリップで後悔しないための最大の分岐点が、「サイズ選び」です。一般的な衣類のように「普段MだからM」と感覚で選ぶと、手首が細すぎて面ファスナーが余り、十分な締め付けが得られなくなるトラブルが発生します。
サイズ測定では、メジャーを手首のくるぶし(尺骨茎状突起)の骨の上、あるいは骨のすぐ上の最も細い部分にぴったりと巻き付けて計測します。
- S/SMサイズ(手首周り約14cm〜16cm):手首が細めの男性、および女性トレーニー全般。
- M/MLサイズ(手首周り約16cm〜19cm):標準的な骨格を持つ成人男性の多くが適合。
- L/XLサイズ(手首周り19cm以上):手首が極めて太い骨太体型、または超重量級のトレーニー。
もし測定値が「16.0cm」のように境界線上に位置する場合は、小さい方のサイズ(S/SM)を選ぶのが鉄則です。カフが長すぎるとベルクロの接着面が重なり合ってしまい、高重量牽引時に手首が固定できず危険を伴うためです。
また、種目に応じた正しい使い分けも重要です。
- プル系(引く種目:懸垂、デッドリフト、ロウイング):ベロをバーの内側からくぐらせて巻き込み、シャフトと手のひらで挟み込んでロックします。
- プッシュ系(押す種目:ベンチプレス、ダンベルプレス):ベロをバーに巻き込まず、手のひらとシャフトの間にフラットに挟み込むことで、マメの防止と手首の圧迫を和らげるクッションとして活用します。