武術の総本山として知られる少林寺を舞台にした映画は数多く存在するが、本作ほど観客にトラウマ的とも言える強烈なインパクトを残した作品は少ない。復讐を胸に秘め、口がきけないフリをしながら修行に励む主人公・小唖(ショウア)。その孤高の姿と、己の拳だけを頼りに己の限界を超えていくストーリーラインは、観る者の感情を強く揺さぶる。
物語のクライマックスで立ちはだかる「木人路(もくじんろ)」の試練。一度動けば容赦なく鉄拳を叩き込んでくる木製カラクリ人形の列を突破しなければ、下山も免許皆伝も許されない。この恐怖と緊迫感に満ちた仕掛けこそが、単なる格闘アクションの枠を超えたカルト的人気の原動力となったのだ。