守沢千秋の物語において、最大の転換点となったのが深海奏汰との関係です。公式イベントストーリー『追憶*流星の篝火』では、現在の明るい流星隊からは想像もつかない、あまりに痛切な二人の出会いが描かれました。
夢ノ咲学院の暗黒期、荒廃して形骸化していた流星隊に一人留まり、ボロボロになりながら部室を守っていた千秋。そこで出会ったのが、「神様」として一族から祭り上げられ、感情を奪われて座敷牢のような環境で隔離されていた深海奏汰でした。周囲が奏汰を不可侵の「異形」として遠巻きにする中、千秋だけは違いました。
「神様なんかじゃない、お前は俺と同じ人間だ!」
千秋は自らの身に降りかかる危険を一切顧みず、冷たい水の中に囚われていた奏汰の手を力強く掴み取ります。神聖視という名の虐待から奏汰を現世へと引きずり下ろし、「友達」として抱きしめた瞬間でした。スカウトストーリー『スカウト!サブマリン』などでも描かれたように、海を愛しながらも過去の因習に怯える奏汰にとって、千秋の差し伸べた手は唯一無二の救済の光となったのです。