初見のプレイヤーが最も驚くポイントが、ゴア・マガラとシャガルマガラが同一種の「幼体」と「成体」という関係性にある点です。生物学的にいえば、不完全変態ではなく、蛹を経ずに外骨格を脱ぎ捨てるセミの羽化やヘビの脱皮に近いプロセスで成長を遂げます。
ゴア・マガラは眼を持たず、翼膜から散布する「狂竜ウイルス」を空間に充満させ、ウイルスが付着した対象の熱量や位置情報を感知して周囲を把握しています。周囲の生物をウイルスで狂暴化・死滅させながら成長エネルギーを蓄え、限界に達すると隔離された高所(霊峰など)へ移動。漆黒の外殻を自ら引き裂くようにして脱皮を行い、純白の甲殻と輝く6枚の翼脚翼を持つ天廻龍シャガルマガラへと姿を変えます。
公式の『天廻龍 黒蝕竜 設定資料』によると、成体となったシャガルマガラが放つ狂竜ウイルスには「他のゴア・マガラの脱皮・成長を抑制するフェロモン」が含まれています。自らの生息圏に新たな成体が誕生し、縄張り争いや生態系の破綻が起きるのを防ぐための残酷な生殖戦略が組み込まれているのです。