検索エンジンやSNSで学校名を調べると関連ワードに浮上する「やばい」という言葉。これを見て不安を覚える方も多いはずです。しかし、現場の教育カリキュラムと在校生へのヒアリングを重ねると、その言葉の裏には全く異なる文脈が存在することが浮き彫りになります。
第一の理由は、医療従事者を育てる養成校特有の学習負荷と進級基準の厳格さです。医療現場では一つのミスが患者の生命に関わるため、解剖生理学や薬理学などの基礎医学から臨床実習に至るまで、極めて高い習熟度が求められます。提出物の期限厳守や日々の小テスト、厳しい出席規定に対して「想像以上に拘束時間が長く、生半可な気持ちではついていけない」と吐露する学生の声が、ネット上で「やばい」という単語に変換されて拡散しているのが実情です。
第二の理由は、国家試験直前期の追い込み体制です。教員によるマンツーマン指導や弱点補強の特別講習が連日実施され、学生にとっては精神的なプレッシャーがかかります。しかし、これは裏を返せば「学生を一人も見捨てずに国家資格を取得させる」という教育姿勢の表れでもあります。退学率を抑えつつ高い合格率を維持するための徹底した指導体制が、学生目線の「大変さ」として表出しているといえます。