「体に優しいものを食べよう」と考えたとき、多くの人が陥りがちな重大な誤解が存在します。ネット上の口コミやSNSで話題のヘルシーフードの中には、急性期の胃炎や胃もたれにとっては逆効果となる品目が数多く潜んでいます。 現場の管理栄養士や消化器内科医への取材から浮かび上がった、胃が痛い時 食べてはいけないものの代表例を検証します。
1. 生野菜サラダやグリーンスムージーの危険性
ビタミン補給のために生野菜サラダや生の小松菜・ケールを使ったスムージーを飲む人がいますが、これは胃が弱っているときには大きな負担となります。生の野菜は細胞壁が硬く、胃の中で細かく砕くために過度な蠕動運動を強いることになります。さらに、冷たい液体は胃粘膜の毛細血管を収縮させ、血流を著しく悪化させます。野菜を摂取する際は、必ず加熱して柔らかく煮込むことが絶対条件です。
2. 柑橘類・トマト・お酢など酸度の高い食品
「さっぱりしたものが食べたい」と、グレープフルーツ、レモン、みかん、あるいはトマトスープやお酢の効いた春雨サラダなどを選ぶケースが見られます。しかし、これらに含まれるクエン酸や酢酸は、直接的に胃粘膜を刺激し、知覚過敏状態になった胃壁に激痛をもたらす引き金となります。弱っているときは、酸味のある食品は完全に遮断しなければなりません。
3. 熱すぎるスープや刺激の強い香辛料
体を温めようとして、沸騰直後のような熱々のスープをすすったり、生姜や唐辛子、ブラックペッパーを大量に投入したりする行為も禁物です。胃粘膜は高熱や刺激物に対して非常に脆弱であり、熱刺激そのものが炎症を悪化させます。スープ類は人肌から40度前後のぬるめの温度に冷ましてから口にするのが鉄則です。