天覧試合とは?長嶋茂雄伝説の一撃と台覧・御前試合の決定的な違い

天覧試合とは?長嶋茂雄伝説の一撃と台覧・御前試合の決定的な違い

天覧試合とは?長嶋茂雄伝説の一撃と台覧・御前試合の決定的な違いとはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

天覧の伝統が最も色濃く受け継がれている分野が「大相撲」と「武道」です。

大相撲における天覧興行は「天覧相撲」と呼ばれ、通常は東京・両国国技館で開催される本場所(初場所、夏場所、秋場所など)の一日に天皇陛下(ならびに皇后陛下)がご臨席されます。貴賓席に天皇陛下がお姿を見せられると、館内は割れんばかりの拍手と歓声で迎えられ、結びの一番が終わった後には勝敗に関わらず深々とした一礼が捧げられます。歴代の大横綱たちも「天覧相撲での黒星は絶対に許されない」と語るほど、土俵上の力士たちにかかる重圧は計り知れません。

武道界において伝説として語り継がれるのが、皇居内の済寧館(さいねいかん)などで開催された「昭和天覧試合」です。特に1934年(昭和9年)の「皇太子殿下御誕生奉祝昭和天覧試合」や1940年(昭和15年)の「紀元二千六百年奉祝天覧武道大会」は有名で、剣道・柔道・弓道の最高峰の達人たちが全国から集結しました。

剣道の部では、持田盛二範士と増田真助範士による決勝戦など、生死を賭けた真剣勝負さながらの名勝負が繰り広げられ、現代の剣道界においても最高峰の技術と精神性の象徴として称えられています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。