『11PM』を象徴するのが、三保敬太郎作曲のスキャット「シャバダバ〜」に乗せて流れるスタイリッシュなオープニング映像です。波打ち際で戯れる美女のシルエットや、透けるようなシースルー衣装をまとったモデルの姿は、当時の視聴者に強烈なエロティシズムと都会的な洗練さを同時に印象づけました。
この11PM オープニング 裸を彷彿とさせる映像美は、当時の一流クリエイターやカメラマンが実験的なライティングと特殊なオプチカル効果を駆使して撮影したものでした。直接的な性描写を避けつつ、光と影の陰影によって視聴者の想像力を極限までかき立てる演出手法は、現代のミュージックビデオの先駆けとも評価されています。
スタジオ演出においても革新的な試みが続けられました。特に水曜と金曜を担当した愛川欽也(キンキン)のスタジオに配置されたアシスタント兼マスコットガール「うさぎちゃん」は、バニーガール姿で司会者をサポートし、深夜ならではの華やかさを創出しました。愛川欽也の庶民的で親しみやすい語り口と、うさぎちゃんたちのコケティッシュなリアクションの掛け合いは、深夜番組の黄金パターンとして定着していったのです。