ファンやメディアの間で「なぜ山口を一軍で固定しないのか」という議論が度々巻き起こりました。その背景には、単なる好不調の波だけではなく、球団首脳陣による明確な育成方針が存在します。
取材関係者の証言によると、首脳陣が山口に求めているのは「打率2割4分・15本塁打の中距離打者」ではなく、「打率2割8分・30本塁打を狙える中軸打者」としての完成形です。一軍の試合に出場し続ける中で生じる配球への迷いや、外角変化球への脆さを小手先の対応で凌ぐのではなく、二軍で徹底的にスイング軌道を修正し、確固たる再現性を身につけさせる判断が下されました。
また、左太もも裏の肉離れなど突発的な故障からの早期復帰を焦らせず、パーソナルトレーニングを含めた身体操作の改善に十分な時間を充てたことも、長期的なキャリアを見据えた球団の手厚いバックアップと言えます。