景観保護と開発の狭間で激変する国立マンション相場と将来価値

景観保護と開発の狭間で激変する国立マンション相場と将来価値

話題沸騰中の 景観保護と開発の狭間で激変する国立マンション相場と将来価値について、多角的な視点をご紹介しています。

そもそも国立の街並みは、偶然の産物ではない。大正末期から昭和初期にかけて、実業家・堤康次郎率いる箱根土地(後のプリンスホテル・西武グループの源流)が、ドイツの学術都市ゲッティンゲンなどをモデルに構想した壮大な学園都市計画が出発点だ。

1927年に関東大震災の被災地である神田一ツ橋から一橋大学(旧東京商科大学)が移転。放射状に広がる幹線道路と美しい並木道が整備され、1952年には住民運動によって東京都内で初となる「文教地区」の指定を勝ち取った。風俗営業や遊技場、パチンコ店の出店が厳しく排除され、清廉な環境が死守されてきた歴史がある。この揺るぎないアイデンティティこそが、国立を他のベッドタウンと一線を画す存在に押し上げている。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。