Q1:本の小口についた茶色い点々をサンドペーパーで削ると、古本屋での買取価格や価値は下がりますか?
A1:一般的な文庫本、漫画、実用書などの現代書籍であれば、茶色いシミや手垢で汚れた状態のままよりも、サンドペーパーで適切に研磨されて小口が白く綺麗になっている方が査定時の「美観評価」が高くなり、買取価格が維持または向上する傾向にあります。ただし、初版本や絶版の希少古書、美術書などのプレミア本に関しては、研磨によって「研磨痕(小口削り)」と判定され、オリジナル性が損なわれたとして減額査定の対象になる場合があります。希少価値の高い本への研磨は慎重に判断してください。
Q2:オキシドールでシミ抜きをした後、紙が波打たないようにする確実なコツは何ですか?
A2:最大のコツは「塗布する水分の絶対量を極限まで減らすこと」と「乾燥時の加圧プレス」です。綿棒でオキシドールを塗る際、ビシャビシャに濡らさず、ティッシュで軽くオフしてからシミの中心に微量だけ点置きします。反応後は直ちに吸水紙で水分を抑え、ページの上下をクッキングシートで挟んだ上から、10kg以上の重い本やプレス機で挟み込んで最低24時間以上放置してください。アイロンを直接当てて急速乾燥させると紙の繊維が急激に収縮して硬化・変形するため避けるべきです。
Q3:本棚に紙魚(シミ虫)が大量発生してしまった場合、最も安全で効果的な駆除手順は?
A3:まずは本棚の本をすべて取り出し、本棚の四隅やダボ穴、背面の隙間を掃除機で念入りに吸引して卵や幼虫、フケを吸い取ります。その後、棚板を固く絞った無水エタノール布で拭き上げて完全乾燥させます。本を一冊ずつ開いて紙魚が潜んでいないか確認し、本棚に戻す際にピレスロイド系の衣類・本用防虫剤(無香タイプ)を棚の奥に設置します。部屋全体の湿度をエアコンや除湿機で50%以下に保つ環境を作れば、乾燥に弱い紙魚は数週間で自然に生息できなくなります。