Q1:日中戦の大敗後、中国国内で選手に対する暴力や過激な暴動は起きていないのですか?
A1:かつてのような大規模なスタジアム周辺での暴動は起きていません。現在では当局による厳格な治安統制が敷かれていることに加え、ファンの心理が「怒り」を超えて「諦め」の境地に達しているためです。スタジアム内では自虐的なチャントが歌われたり、日本代表の鮮やかなプレーに対して自然と拍手が送られる場面が見られるなど、ファンの反応は以前と比べて大きく変化しています。
Q2:中国政府や習近平国家主席が掲げた「サッカー強国夢」はどうなってしまったのですか?
A2:構想自体が撤回されたわけではありませんが、かつてのような野放図な民間企業の巨額投資は厳しく規制され、現在は不正を取り締まる「浄化フェーズ」に移行しています。サッカー協会幹部や著名指導者が相次いで汚職で失脚したことで、現場は萎縮しており、再建に向けた新たな具体策を打ち出すには相当な時間を要するとみられています。
Q3:2026年W杯の出場枠が「48カ国(アジア枠8.5)」に拡大されたことで、中国代表の出場可能性はありますか?
A3:枠が拡大されたとはいえ、現在の中国代表の実力では依然として厳しい状況です。最終予選のグループ内において、日本やオーストラリア、サウジアラビアなどの伝統的強豪だけでなく、近年目覚ましい進化を遂げているインドネシアやバーレーンといった新興勢力に対しても苦戦を強いられており、現地の専門家の間でも出場権獲得に対して悲観的な見方が大半を占めています。