レジ横で繰り広げられるホットスナック対決は、コンビニのアイデンティティそのものです。特にからあげクンとななチキの違いは、製法から利用シーンに至るまで180度異なります。
1986年の誕生以来、国民的スナックとして君臨するローソンの「からあげクン」は、国産若鶏のむね肉を100%使用した一口サイズのナゲット風唐揚げです。指を汚さずに片手でつまめる設計、衣の軽さ、そして年間を通じて登場するユニークなフレーバー展開が魅力。脂っこさが少なく、子どもから女性、高齢者まで幅広い層が「おやつ」や「軽食」として罪悪感なく購入できる設計思想が貫かれています。
これに対し、セブンの「ななチキ」や「揚げ鶏」は、骨なしモモ肉を丸ごと使用したジューシーなフライドチキンです。数種類のスパイスを絶妙に調合し、ひと口かじれば溢れ出る肉汁とパリッとした皮の食感が特徴。「おかずのメインディッシュ」や「お酒のおつまみ」としての破壊力はななチキが圧倒しており、ガツンとした満足感を求める男性層を中心に熱狂的な支持を集めています。
また、毎日のルーティンとなるセブンカフェとマチカフェの比較も見逃せません。
「セブンカフェ」の強みは、富士電機と共同開発したミル一体型マシンによる完全自動ドリップです。ペーパードリップ方式で1杯ごとに豆を挽き、雑味のないクリアで芳醇なブラックコーヒーを抽出します。品質のブレが一切なく、120円(レギュラー)という価格をはるかに凌駕するアロマと苦味のバランスは、まさにコンビニコーヒーのベンチマークです。
対するローソンの「マチカフェ」は、エスプレッソ抽出方式を採用しています。高圧で一気に抽出するため、濃厚なコクとキレが際立ちます。最大の武器は「生乳100%」を使用したカフェラテの豊かなミルク感です。さらに、メガサイズ展開や紅茶、フレーバーラテなど、カフェチェーン並みの多彩なメニューを揃えており、「ミルク系ドリンクやバラエティを楽しみたいならマチカフェ」という確固たるポジションを築いています。