2026年の現地速報としてまず強調したいのは、このスケールでありながら「完全無料」の開放体制が堅持されている点だ。都内の有料展望台であれば数千円の入場料がかかるような眺望を、市川市は公共空間として市民や観光客へ惜しみなく提供している。全国各地に存在する無料展望施設のなかでも、群を抜いたクオリティを誇る理由がここにある。
施設は2層構造になっており、45階の屋内展望ロビーと、階段を上がった46階のオープンエア空間「展望デッキ」で構成される。最上階のデッキへ出ると、心地よい風が吹き抜け、ガラス越しではない生の空気とともに360度の大パノラマが広がる。南西に広がる東京湾の輝き、西に連なる都心の超高層ビル群、北から東へ流れる江戸川の水面。遮るもののない大空間は、訪れる時間帯ごとに全く異なる感動を与えてくれる。