新橋の冷麺シーンを語る上で欠かせないのが、「盛岡冷麺」と「韓国冷麺」という明確な2大系統の存在です。両者は見た目こそ似ているものの、製麺方法からスープの設計、トッピングの哲学に至るまで全く異なる進化を遂げています。
盛岡冷麺は、小麦粉とデンプンを主原料とした強い弾力と喉ごしが特徴で、透明感のある太麺に牛骨ベースのコク深いスープ、そして酸味と辛味を兼ね備えたカクテキ(大根キムチ)が組み合わさります。一方の本場韓国冷麺は、そば粉や緑豆デンプンを用いたコシの強い極細麺が主流。牛ダシにトンチミ(水キムチの漬け汁)をブレンドしたみぞれ状の氷スープが舌を潤します。
多忙を極める新橋ワーカーにとって、短時間で高い満足感と栄養補給が得られる冷麺は理想的なエネルギーチャージ。特に新橋の冷麺ランチ需要は年々高まりを見せており、専門店や韓国料理店のみならず、高級焼肉店が本気でスープと麺を開発するケースが急増しています。