子供が鼻づまりで寝つけないとき、最も迅速に呼吸を楽にするアプローチは「寝姿勢の工夫」と「室内の湿度コントロール」です。横になると頭部に血液が集まり、鼻の粘膜(鼻甲介)がうっ血して腫れやすくなります。さらに重力によって鼻水が喉の奥へ垂れ込む「後鼻漏」が起き、咳き込みを誘発します。
そこですぐに試したいのが、背中から頭にかけてなだらかな傾斜をつける方法です。枕だけを高くすると首が曲がって気道を圧迫してしまうため、バスタオルを数枚重ねて上半身全体を30度ほど持ち上げるように敷いてあげましょう。横向きに寝かせる「側臥位(そくがい)」も、空気の通り道を確保する有効な手段です。
また、乾燥した冷たい空気は鼻粘膜への刺激となり、鼻づまりを悪化させます。室温は20〜22度前後、湿度は50〜60%をキープすることが理想です。加湿器がない場合は、濡らした清潔なタオルを枕元に干すだけでも局所的な湿度向上が見込めます。