長年培われた思考や感情の癖は、加齢とともに表情筋の使い方を固定化させ、自ずと人相に刻まれます。古くから「顔は履歴書」と語られる通り、性格が悪い人の顔つきには特有の身体的サインが観察されます。
最も顕著なのが「眼輪筋の不活性化に伴う作り笑い」です。口角だけは引き上げられているものの、目元が一切笑っておらず冷たく据わっている状態は、内面の感情と表層の演技が乖離している証拠です。日常的に他者への蔑視や不満を抱えている人物は、無意識のうちに口角が下がり、眉間に微細な縦じわが刻まれる傾向にあります。
現場取材で見えてきた裏表がある人の見分け方として最も有効なのは、第三者に対する「オフの瞬間」の視線観察です。自分にメリットがないと判断した人物とすれ違う際に見せる舌打ちや侮蔑的な目配せは、どれほど言葉を取り繕っても隠し切れるものではありません。利害の発生しない相手に対する接し方こそが、その人間の本質そのものを映し出しています。