えびふらいのしっぽの誕生には、作者であるよこみぞゆり氏の日常のふとした着眼点が大きく関わっています。お弁当の隅っこに残されたエビフライのしっぽを見て、「この残された部分はどんな気持ちなのだろう」という優しい視点からキャラクターの原型が構想されました。
多くの人が「可愛いリボンをつけておしゃれをしている」と思いがちな頭の赤い装飾ですが、実はリボンの正体はプチトマトなどを意識した「ケチャップ」です。少しでも自分を美味しそうに見せるため、あるいは可愛く彩るために自らケチャップをつけてアピールしているという健気な工夫なのです。
この「自分を魅力的に見せようとするささやかな努力」という設定が判明した際、SNS上では「いじらしすぎて涙が出る」「尊すぎる」と大きな反響を呼びました。単なるマスコットにとどまらない深いドラマ性が、キャラクターとしての奥行きを生み出しています。