最強議論において見落とされがちなのが「強力な実を食べれば無条件で最強になれるわけではない」という構造的真実です。作中でカイドウが語った悪魔の実覚醒条件とは、「能力者の心身が能力に追いついた時に起きる」という厳しい基準に基づいています。
インペルダウンの「獄卒獣」のように、覚醒の力に精神を呑まれて自我を失ってしまうリスクが存在し、実のポテンシャルを引き出すには強靭な肉体と精神が不可欠です。さらに、新世界の上位戦では「覇気こそが全てを凌駕する」という力学が徹底されています。
どれほど強力な超人系や自然系のハック能力であっても、圧倒的な覇気の壁によって無効化・解除される描写が明かされました。つまり、実のカタログスペックがどれほど高かろうと、使い手本人の基礎戦闘力と覇気の練度が伴っていなければ、新世界の頂上決戦では通用しないのです。