現地を訪れると、巨大な解体用の足場と防音パネルがかつての賑わいと打って変わり、重厚な威容を放っている。長年にわたり地域のシンボルだったホテルメルパルク名古屋の姿は徐々に小さくなり、建物の主要部解体が急ピッチで進む。
現場で進められているのはホテルメルパルク名古屋解体・再開発プロジェクトだ。重機が稼働する音とともに、旧施設の鉄筋やコンクリートが手際よく搬出されていく。近隣の商店主は「長年見慣れた建物が消えていくのは寂しさもあるが、駅前の一等地に新しい風が吹くことへの期待も大きい」と語る。千種駅から徒歩圏内という好立地ゆえに、通行人の視線も自ずと工事現場へと注がれている。