たるみか脂肪か?インモードとハイフ、後悔しない選択基準を解剖

たるみか脂肪か?インモードとハイフ、後悔しない選択基準を解剖

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根本的な相違点は、肌に送り込まれるエネルギーの「物理的特性」にある。高密度焦点式超音波 (HIFU) は、その名の通り超音波を一点に集約し、虫眼鏡で太陽光を集めて紙を焦がすように熱凝固点を作り出す。タンパク質を熱変性させることで組織を収縮させ、強力なタイトニング効果を狙うのがハイフの真骨頂だ。

対照的に、イスラエルの医療機器メーカーであるInMode Ltd.が世に送り出した機器群は、高周波 (RF) 痩身治療のテクノロジーを進化させたものだ。同社共同創業者のMoshe Mizrahy(モシェ・ミズラヒ)氏らが主導した開発設計の最大の特徴は、皮膚を吸引しながら高周波(RF)エネルギーを照射し、さらに瞬時に高電圧パルスを流し込むデュアルアクションにある。これは単なる熱収縮にとどまらず、皮下脂肪細胞の細胞膜に不可逆的な微小孔を開け、脂肪細胞そのものを死滅(アポトーシス)へと追い込む電界穿孔技術だ。つまり、組織を「引き締めて持ち上げる」のか、「脂肪細胞を破壊して減らす」のかという作用の本質が根本から分かれている。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。