深夜の食事はすべて悪と断じるのは短絡的です。ライフスタイルや身体状態に応じて、賢く付き合う基準を明確にしておく必要があります。
夜食を積極的に活用してよい人(向いている条件)
日常的に激しいウエイトトレーニングや肉体労働を行っており、夕食から就寝まで6時間以上空いて筋分解(カタボリック)のリスクが高い人、または極度の空腹で中途覚醒してしまい睡眠の質が著しく悪化している人です。この場合、プロテイン1杯やプレーンのホットミルクを150mlほど摂取する方が、睡眠ホルモン(メラトニン)の材料となるトリプトファンを補給でき、結果として深い休息を得られます。
深夜の食事を厳に慎むべき人(おすすめできない条件)
夕食にラーメンや揚げ物を満腹まで食べているにもかかわらず「口寂しさ」からスナック菓子に手を伸ばそうとしている人、および夜間のドカ食いを日常的に繰り返している人です。これは純然たるエモーショナル・イーティングであり、食べることで一時的に安心感を得ても、翌朝の激しい胃もたれと自己嫌悪が次の過食を呼ぶ負の連鎖に陥ります。このタイプは食品ではなく、湯船に浸かる、ストレッチをする、速やかに消灯して布団に入るなど、行動置換(コーピング)を最優先すべきです。