火災発生時、店内には多数のフロアスタッフ、ステージに立つキャスト、そして一般の利用客が滞在していました。最も懸念されたギラギラガールズの被害状況とけが人に関するデータですが、不幸中の幸いにも死者や重篤な重傷者はゼロという結果が確認されています。
この結果をもたらしたのは、店側による初動の避難誘導でした。煙を感知した現場責任者とフロアスタッフが、マニュアルに沿って即座に音楽を停止し、非常用誘導灯に従ってキャストや来客を非常階段へ誘導。地下や階上フロア特有の視界不良とパニックを最小限に抑え、煙を吸い込んだ数名が軽度の煙吸入による手当てを受けたものの、全員が無事に地上へ脱出を果たしました。
歌舞伎町では2001年に発生した「明星56ビル火災」の惨劇が今なお教訓として語り継がれています。あの悲劇以降、東京消防庁による定期査察の厳罰化と各事業者の避難訓練が義務付けられており、今回の火災ではその積み重ねられた避難動線確保が最悪の事態を食い止める防波堤となった形です。