SNSを中心に一大旋風を巻き起こした「覚王山フルーツ大福 弁才天」ですが、全国のロードサイドや商業施設で見かけた店舗の一部が姿を消したことで、「経営不振なのでは?」という噂が囁かれました。しかし、流通データや飲食業界の動向を取材すると、その実態は計画的なブランド再編と店舗モデルの適正化であることが分かります。
創業当時の弁才天は、フランチャイズ(FC)展開をテコに全国70店舗規模まで急拡大を遂げました。しかし、フルーツ大福は生鮮果実の仕入れブレや日持ちの短さ(当日〜翌日)という構造的な課題を抱えています。多店舗化によるオペレーションの希釈を防ぎ、ブランドの希少価値を維持するため、同社は不採算店舗の整理と主要ターミナル駅・百貨店周辺への拠点集約を進めました。
現在、本店を構える愛知県名古屋市の覚王山エリアをはじめ、東京・銀座や大阪などの主要都市部では、厳選された旬の果実を取り揃える高級和菓子店として堅調に営業を継続しています。公式発表や店舗一覧を確認すると、各店舗の営業時間は概ね10:00〜19:00(完売次第終了)となっており、夕方以降は人気メニューが売り切れる光景も日常的です。