夜の街を舞台にしたエンターテインメント作品でも、個室スタイルの接客は印象的に描かれてきた。かつて一世を風靡したドラマ『嬢王』では、華やかな売上競争の裏で繰り広げられる心理戦や、個室空間で生まれる客とキャストの危うい関係性がリアルに描写された。また、裏社会の闇に光を当てた映画『闇金ウシジマくん』においても、過剰なサービスを売りにする悪質な店舗や、欲望と金銭トラブルが渦巻く極限状態の舞台として過激なナイトスポットが登場する。
こうしたフィクション作品のインパクトから、水商売に対して過度に過激なイメージを抱く読者も少なくない。しかし実際の店舗経営においては、コンプライアンスの遵守がかつてないほど厳しく問われる時代へと変化している。