ネット上で「かぐや姫 あご」というフレーズが定着した最大の契機は、映画の公開直後から匿名掲示板やTwitter(現X)で拡散された数々のネタ投稿でした。作中でかぐや姫が屋敷を飛び出して全力で夜道を駆けるシーンの一コマが切り取られ、「あごが凶器レベルで尖っている」「まるでドリル」「某カードゲームの城之内並みの輪郭」と大喜利状態になったのです。
特に「あごドリル」というキャッチーなスラングとともに、画面中央で鬼気迫る表情を浮かべる姫の画像が拡散されると、作品本編を観ていない層にも「ジブリの新作はあごが凄いことになっている」というインパクト先行のイメージが一気に定着しました。このネットの反応が、テレビ放送のたびに蒸し返される定番ミームへと成長していきました。