介助と介護の違いとは?具体例と資格・自立支援の本質を現場目線で解説

介助と介護の違いとは?具体例と資格・自立支援の本質を現場目線で解説

介助と介護の違いとは?具体例と資格・自立支援の本質を現場目線で解説に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

Q1:履歴書の職務経歴や業務日誌では、「介護」と「介助」をどのように書き分けるべきですか?
A1:明確に使い分けます。「食事介助」「移乗介助」「入浴介助」のように、特定の身体動作を直接支援した事実を記録・アピールする場合は「介助」を用います。一方で、フロア全体の担当業務、個別ケアプランの作成やカンファレンスへの参加、生活全般のマネジメントを指す場合は「特別養護老人ホームにおける介護業務全般」のように「介護」と記載するのが業界標準の作法です。

Q2:資格のない家族が自宅でやってはいけない「介助」や「介護」はありますか?
A2:同居の家族であれば、食事や入浴、排泄などの日常的な介助行為に法的な資格制限はありません。ただし、インスリン注射や点滴の管理、褥瘡の本格的な外科処置といった「医師法第17条」等に抵触する医行為は、医師や訪問看護師の指導・指示がない限り家族であっても原則として行えません。また、家族であっても無理な力技での移乗介助は、本人の骨折や介護者自身の腰椎損傷につながるため、事前にケアマネジャーや理学療法士から安全なボディメカニクスの指導を受けることが極めて重要です。

Q3:訪問介護において「身体介護」と「生活援助」を同じ時間帯に組み合わせて利用することは可能ですか?
A3:可能です。介護報酬上、ケアプランに基づき「身体介護中心型」と「生活援助中心型」を合算した複合型サービスとして算定されます。例えば、最初の30分で入浴介助や清拭を行い(身体介護)、その後の30分で部屋の掃除や本人の食事の調理を行う(生活援助)といった利用方法が一般的です。ただし、同居家族がいる場合の生活援助の利用には自治体ごとの厳格な要件(家族の就労・疾病状況等)があるため、事前の確認が欠かせません。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。