Q1:カルシウムの炎色反応をテストで「赤」と書いたらバツ(不正解)になりますか?
A1:大学入試や高校の定期試験では、原則として「減点」または「不正解(バツ)」と判定されます。教科書や文部科学省検定基準においてカルシウムは「橙赤色(または橙赤)」と厳密に定義されており、リチウム(赤・深赤)やストロンチウム(紅赤・深赤)と区別して評価されるためです。必ず「橙赤色」と答えてください。
Q2:学校のチョークや貝殻(炭酸カルシウム)を使って炎色反応を綺麗に出すコツはありますか?
A2:そのまま炎に入れても炭酸カルシウム(CaCO₃)は難溶性で熱分解しにくいため、色が明瞭に出ません。チョークの粉末や貝殻の破片を少量の濃塩酸に溶かし、揮発しやすい「塩化カルシウム(CaCl₂)」の水溶液にした状態で白金線の先端に付着させ、ガスバーナーの外炎に入れると、鮮やかな橙赤色が立ち上ります。
Q3:実験を行うと炎が全体的に黄色くなってしまいます。どうすればカルシウムの橙赤色が見えますか?
A3:実験器具や試薬に混入したナトリウムの不純物が原因です。白金線を濃塩酸に浸し、バーナーの外炎で無色になるまで強熱する洗浄操作を数回繰り返してください。また、試薬を白金線につける際は指で触れないようにし、可能であれば簡易分光器を用いてナトリウムのD線(589nm)とカルシウムの橙赤色発光帯を分離して観察することをおすすめします。