昭和40年代から50年代にかけて、東海エリアの成人男性であれば知らぬ者はいなかったと言われるのが「キャバレー花園」のローカルテレビCMです。深夜番組の合間に流れるムーディーなCMソングと、お色気を感じさせつつもどこかユーモラスな演出は、お茶の間に強烈なインパクトを残しました。
当時、花園は姉妹店・系列ブランドとして展開されていた「白い部屋」などとともに、一大ナイトレジャー網を形成していました。高級志向の「白い部屋」に対し、「花園」は大衆が安心して楽しめる大型グランドキャバレーという明確な住み分けがなされていたのが特徴です。専属のオーケストラが奏でる生演奏に合わせ、ステージ上では歌謡ショーやダンサーのパフォーマンスが繰り広げられ、単なる接待の場を超えた総合エンターテインメント施設としての機能を果たしていました。