Web上では「厚紙を規定サイズに切れば何でもはがきとして送れる」という情報が拡散されていますが、ここには技術的・法的な盲点が潜んでいます。
第一の落とし穴は、「紙の厚みとプリンターの給紙限界」です。私製はがきとして高級感を演出しようと、坪量(つぼりょう)が240g/m²を超えるような極厚のカード紙を選択すると、家庭用インクジェットプリンターで紙詰まりが頻発したり、給紙ローラーの跡が宛名面に付着したりする事故が多発します。自作印刷を行う際は、用紙がプリンターの対応坪量の範囲内(一般的には200〜220g/m²程度、官製はがきは約209g/m²)であることを事前に確認しなければなりません。
第二の落とし穴は、「装飾品の突起物」です。クラフト系の絵はがきでリボンやビーズ、押し花などを表面に貼り付けた場合、郵便局の区分機(自動仕分け機)に詰まり、破損の原因となります。突起物がある場合、どれほどサイズが小さくても「定形外郵便物」扱いとなり、140円以上の料金が発生するだけでなく、破損事故の免責対象となる恐れがあります。