現代のインターネット環境において、一度生まれた噂はアルゴリズムによって増幅される傾向がある。特に芸能ニュースを扱うキュレーションサイトや検索エンジンのサジェスト機能は、ユーザーの関心を自動的に拾い上げるため、存在しない事実があたかも真実であるかのように表示されてしまう現象が頻発する。
例えば、TVerなどの見逃し配信サービスで過去の出演番組が再配信されたり、過去の懐かしい映像が地上波で紹介されたりするたび、若い世代を中心に「山瀬まみって子供いるの?」という素朴な疑問が検索される。その検索行動自体が「出産」「子供」という単語の検索ボリュームを引き上げ、結果としてサジェストキーワードに定着してしまったのだ。
さらに、同世代の女性タレントが次々と出産や子育ての話題で注目を集める中、「山瀬まみはどうなのだろう」と調べる人が増えたことも影響している。情報の錯綜がデマを生み、それが長年にわたってネット空間に残り続けるという、現代特有のWeb検索構造がそこには存在している。