第一線のトーナメントから指導の場へと活動領域を広げた現在も、多くのゴルファーを惹きつけてやまないのが斉藤愛璃のスイングの美しさです。彼女のフォームは、極端なヘッドスピードや筋力に依存せず、体幹の軸をブレさせない美しい回転運動に特徴があります。
プロゴルファーのコーチ陣からも「オーソドックスで無駄のない下半身主導の動きは、力のない一般アマチュアや女性ゴルファーにとって最高のお手本になる」と評されています。手先でクラブを操作するのではなく、胸のターンと同調させたスイングアークを描くため、再現性が極めて高いのが強みです。
また、ギア選びにおける斉藤愛璃のクラブセッティングにもその哲学が色濃く反映されています。かつては契約メーカーの最新ツアーモデルを駆使していましたが、近年はハードすぎるスペックを避け、ミスヒットに対する許容性が高く、ボールの上がりやすい実戦的なクラブチョイスを重視しています。ドライバーは適度につかまりの良いヘッドを選定し、フェアウェイウッドやユーティリティを厚めに構成することで、長い距離でも確実にグリーンを狙える実利的なセッティングを採用。この「見栄を張らず、スコアメイクを最優先にするギア選び」は、アマチュアのフィッティング指南においても極めて有益な指針となっています。