リビア旧国旗はなぜ緑一色だったのか?カダフィ政権に隠された衝撃の真相

リビア旧国旗はなぜ緑一色だったのか?カダフィ政権に隠された衝撃の真相

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緑一色の旗が採用された背景を語るうえで外せないのが、国家体制そのものの劇的な再編だ。リビアは1970年代初頭、エジプトやシリアとともに「アラブ連合共和国」を構想し、アラブの一体化を目指していた。しかし、外交路線の対立によってその夢は潰える。

合体を断念したカダフィは、独自の国家観を押し推し進めるべく、国名を「大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国」へと改称した。「ジャマーヒリーヤ」とは「民衆政治」を意味するカダフィ造語であり、伝統的な議会制民主主義を全否定する新たな政治試行だった。

新体制の船出に合わせ、過去のアラブ民族主義的象徴をすべて削ぎ落とした緑一色の国旗は、自らが創り出した唯一無二の国家システムを世界に誇示するための究極の標識だったのである。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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