証券取引等監視委員会(SESC)による監視体制が強化された2026年の現在、昭和や平成のような古典的・組織的な仕手グループが兜町で堂々と活動することは極めて困難になりました。しかし、手口の形を変えた「現代版の仕手戦」は依然として水面下で蠢いています。
現在の主流は、SNSや動画プラットフォーム、投資サロンを舞台にした「インフルエンサー型の買い煽り」です。影響力を持つアカウントが特定の小型株を推奨し、フォロワーの買いを集めて価格を押し上げたところで自身が売り抜ける行為が後を絶ちません。
これに対し、金融当局および証券取引所はAIを活用したリアルタイムの不自然売買検知システムを導入。SNS上の言論と株価チャートの連動性を自動追跡するなど、不正取引に対する包囲網をかつてないレベルで強めています。