日活ロマンポルノが映画界を救った理由と名作群の衝撃真実を総検証

日活ロマンポルノが映画界を救った理由と名作群の衝撃真実を総検証

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ロマンポルノの撮影所は、映画界の才能が集結する梁山泊でした。日活ロマンポルノ監督一覧を見渡すと、邦画史にその名を刻む巨匠たちがずらりと並びます。

中でも突出した天才と称されたのが神代辰巳監督です。神代監督の代表作『一条さゆり 濡れた欲情』(1972年)は、実在のストリッパーの生き様を通じて人間の生々しい感情と自由を描き切り、キネマ旬報ベスト・テンで第2位に輝くなど映画賞を総なめにしました。さらに『恋人たちは濡れた』(1973年)や『赫い髪の女』(1979年)など、軽やかなリズムと即興性を交えた演出は今なお世界中の映画監督に多大な影響を与えています。

一方、重厚な映像美と狂気的な愛を描いたのが田中登監督です。田中登監督作品の白眉である『実録阿部定』(1975年)や『秘本 乱れ雲』(1976年)、『人妻集団暴行致死事件』(1978年)は、閉塞した空間における人間の情念を強烈な色彩と構図で切り取り、世界的なカルトクラシックとして高く評価されています。

日活ロマンポルノ名作おすすめとして、他にも曾根中生監督の『嗚呼!!花の応援団』シリーズやサスペンスの秀作『天使のはらわた 赤い教室』、小沼勝監督のSM美学を極めた作品群など、多種多様な傑作が揃っています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。