超サイヤ人ベジータとの激闘は、19号の秘められた限界と構造的弱点を白日の下に晒した。必殺技「ビッグ・バン・アタック」による劇的な破壊シーンは有名だが、この敗北には見逃せない裏設定と設計上の欠陥が存在する。
最大の弱点は、エネルギー吸収機能の極めて限定的な発動条件だ。手のひらの吸入器官で相手の身体や気弾に直接タッチしなければ能力が機能しない。ベジータはそのカラクリを即座に見抜き、19号の両腕を根元から引きちぎるという凄惨な戦術で攻撃手段を完全に奪い去った。さらに、完全な機械であるがゆえに予測データを上回る事態への適応力が皆無だった点も命取りとなった。計算を超えた絶対的なパワー差に直面した際、19号の内部回路はパニックを起こし、機械でありながら「死への恐怖」というバグに酷似した悲鳴を上げながら無惨に破壊されたのだ。