砂糖の過剰摂取を避けるため、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースといった高甘味度人工甘味料を用いた「ゼロカロリー飲料」を選ぶ消費者が急増しています。しかし、ネット上のコミュニティやSNSを精査すると、ゼロカロリー飲料に対する評価は単なる賛美にとどまりません。
大手知恵袋や5ちゃんねる、SNSの健康系コミュニティを観察すると、以下のようなリアルな生の声が寄せられています。
「ダイエットのために炭酸飲料を全てトクホやゼロ系に変えたが、飲み続けていたら逆に甘い物への欲求が強まり、夜間のお菓子ドカ食いが増えて体重が変わらなかった」
「後味に残る特有のケミカルな甘ったるさが舌に残り、水を飲んでも違和感が消えない。人工甘味料を断って無糖炭酸水に変えたら、味覚が正常に戻った気がする」
こうした消費者の違和感は、近年の味覚神経科学および腸内細菌学の研究結果と符合します。舌が強い甘味を感じると、脳の報酬系は「カロリー(グルコース)が胃に入ってくる」と予測してインスリン分泌の準備に入ります。ところが、実際のカロリーはゼロであるため、脳の予測と身体の現実との間にギャップが生じます。エネルギーが補給されなかった脳は不満を感じ、結果として後から別の糖質を渇望させるという行動心理的トラップが存在するのです。