山口県下関市で生まれ育った田村淳。関門海峡を臨む景勝地であり、歴史の転換点となってきたこの街で、彼は思春期を過ごした。地元での少年時代は、とにかく目立ちたがり屋で行動力にあふれていたという。
高校時代にはすでに文化祭のステージで笑いを取り、周囲を巻き込むパフォーマンスで頭角を現していた。当時の同級生や知人の証言によれば、誰とでも物怖じせずに話しかけ、場の雰囲気を一瞬で支配する天性の「巻き込み力」を持っていたという。ただ目立つだけでなく、人を惹きつけるロジックと茶目っ気が同居していた。下関の自由な風土と港町独特の活気が、彼の柔軟な発想力と反骨精神を育んだことは間違いない。